イタリアで10月30日M6・6の地震。被害と観光への影響は?
2018/07/24

2016年10月30日の地震の震源地と大きさは?
イタリア中部10月27日に続き、
さらに大きな地震が発生しました。
10月30日午前7時40分(日本時間午後3時40分)
マグニチュード(M)6・6、
ローマなどでも強い揺れを感じたようです。
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震源地はウンブリア州ペルージャ県の
Norciaノルチャから北に約6キロで、
震源の深さは約10キロです。
ノルチャはペルージャから約100キロ離れて
います。
地震の被害は?
死者は出ていませんが、20人程度の負傷者と
3000人余りの人が避難を余儀なくされて
いるということです。
Norciaノルチャでは同年2016年8月の地震の際
(記事はこちら)にも
200人を超える死者を出したアマトリーチェ
と同様、震源から近かったものの、耐震化を
進めてきたおかげで被害が殆どなかったそうです
が、今回はBasilica di San Benedetto
サンベネデット教会など
一部の建物が倒壊しました。
また道路も地割れが起きるなどの
被害が出ています。
観光地への影響は?
ペルージャでは被害はなかったようですが
ローマでもM6.1を観測し、
Basilica Papale di San Paolo fuori le Mura
城壁外の聖パウロ大聖堂にヒビが入る、
月曜日31日の学校は休校になる、
などの影響がでています。
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地震の原因は?アペニン山脈周囲が危険
今年に入ってから(正確にはもっと以前から
地震は起こっていますが)続いている
地震の原因はアペニン山脈周辺の
活断層にあります。
(断層があるからアペニン山脈があるのですが)
現在活発な動きをしているため、
今度も注意が必要と言えます。
地震の被害を避けるには?
今後の地震を想定して
入場禁止になる観光地もあるかと思いますので
確認が必要となるでしょう。
また、イタリアのアペニン山脈周囲が
地震が活発である、ということを頭に入れておく
ことも、観光に来る皆さんには被害を避けるために
必要な情報だと言えます。
ただ、だからと言って他の場所で地震が起きない
とは限りませんし、震源から近いから被害が大きい
ということでもない、ということです。
日本に比べてイタリアの建造物は古くて
石造りが多いため耐震化に膨大なお金がかかる
そうです。
なので、小さな揺れでも倒壊する可能性が
ありますので、
地震の揺れを感じた際は建物の外に避難したほうが
無難かと思いますが、自己判断だけでなく
ガイドや警備員に従って怪我のないように
お気をつけくださいね。
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