イタリアのグルテンフリーの食品を購入できる場所や値段は?
2016/10/20

欧米、また日本でも
グルテン過敏症の人々が増えています。
私の周りでも欧米の友人の30%くらいが、
グルテンフリーの食生活を送っています。
なので、イタリアではたくさんのグルテンフリー
の食品を売っており、
スーパーマーケットにもそのためのセクションが
あるほどです。
日本の皆さんで小麦にアレルギーある人、
グルテン過敏症の人にはとても優しい国
だと言えます。
さらにグルテンフリーダイエットをされている方
にも朗報ですね^^
ここでは、イタリアで買うことのできる
グルテンフリーの商品やその情報を
お伝えしていきます。
パスタなどの主食
パスタ大国らしく、
小麦の代わりに蕎麦=saraceno(サラチェーノ)
やとうもろこし=mais(マイス)、
米=riso(リゾ)などを使ったパスタもあります。
ちなみに、グルテンフリーのスパゲッティ、
私もよく食べるのですが
歯ごたえがあってもちもちしていて、
言われなければグルテンフリーだなんて
気がつかないと思います。
ラザニア
なんと、
とうもろこしのラザニアもあります。
この辺りはかなり日本では珍しいので
小麦が食べられない人にお土産にしたら
涙を流して喜ぶこと必至です。
パスタ類の価格は大体2〜5ユーロの間です。
ガレット
パンやパスタの代わりに、
galetta(ガレット)と呼ばれるものを
主食として食べたりします。
日本の「ポンセン」のようなものですが
甘くないです。
価格は⒈5〜3ユーロくらいです。
とうもろこしの粉 ポレンタ
また、北イタリアではPolenta(ポレンタ)
という、とうもろこしの粉を炊いたものを
主食にすることも。
ドルチェ
このように、ジャンドゥーヤと呼ばれる
ペーストにも、ちゃんとグルテンフリーの
ものがあります。
逆に言うと、
一体どれだけのものに
小麦やグルテンが含まれているのでしょうね^^;
ペーストは価格が2〜5ユーロくらいです。
お菓子でも、小麦粉の代わりに米粉をはじめ
Avena(アヴェナ)=粟 を使った
ビスコッティなど、
本当にたくさんの種類があります。
原料の粉の種類
原料となる粉の種類は
本当に豊富です。
たとえば今まで出てきたものの他には、
castagna(カスターニャ)=栗
lino(リノ)=亜麻
ceci(チェチ)=ひよこ豆
など。
その他
日本人でも知らない人はいるかもしれませんが、
醤油の中にも小麦粉が使われるので、
グルテンフリーで日本食が好きな人は
Tamari=たまり醤油 を使っています。
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どこで買える?
スーパーマーケットはもちろん、
オーガニック食品の店、
erboristeria(エルボリステリーア)=薬草専門店、
farmacia(ファルマチア)=薬局などでも
グルテンフリーの製品を買うことができます。
パッケージに小麦に斜めに線が
入っているマークが、
グルテンフリーの製品のマークですが、
必ずしもすべての製品にあるわけでなく
ただ「senza glutine」とどこかに
表示されているだけということもあります。
外食
最近では、Pizzeria(ピッゼリア)=ピザ屋
でも、グルテンフリーの粉で焼いたピザを
注文できたり、
gelateria(ジェラテリーア)=アイスクリーム屋でも、
グルテンフリーのコーンを注文できたりと
可能性は無限大です。
グルテンフリーのアイスコーンを
試してみましたが、
カリッとしていて香ばしく、
通常のものより私好みです。
ただ、とうもろこしの粉が原料のせいか、
少し舌触りがざらっとしました。
普通のレストランでも
たとえ専用のメニューがなくても
今日では珍しいことではないので、
相談すれば、グルテンフリーのものを使って
料理をしてくれるでしょう。
また、多少の持ち込みをもグルテンが食べられないと
伝えればOK、だと思います。
友人は、
グルテンフリーのメニューがない場合に備え
いつも前出のガレットを持って
レストランに入りますが、
説明すれば嫌な顔をされることはありません^^
これからはもっともっとこの傾向が
広がっていくことと思います。
まとめ
- イタリアではグルテンフリーのことを センサ グルティネ という。
- グルテンフリーの製品は、スーパーマーケット、オーガニックショップ、薬草専門店などで購入できる。
- 価格は、もちろん製品によるが、食品なら平均3〜5ユーロくらい。一般的な製品と比べて特別すごく高いわけではない。
- スーパーマーケットはもちろん、外食産業でもグルテンフリーは浸透しているので製品を探すのにはそれほど困らない。
- パスタ大国らしく、グルテンフリーのパスタも豊富なので是非お土産にすべし。
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