速報!ローマ法王の別邸、ガンダルフォ城の居室一般公開へ
2018/07/24

2016年の10月22日から、
ローマ教皇の夏の離宮であるガンダルフォ城の
居室部分が一般公開されることになりました。
フランシスコ教皇は、質素な生活を好み
この離宮にも前法王との会談のために訪れた
だけで、宿泊施設として
利用したことはないそうです。
スポンサーリンク
Gandalfo ガンダルフォ城とは?
ガンダルフォ城 (宮殿)
Papal Palace of Castel Gandolfoは、
ラツィオ州ローマ県の
アルバーノ湖ほとりにある
ローマから23Km離れた
Castelo Gandolfo カステル ガンドルフォという
Comune 基礎自治体にあります。
ドミティアヌス帝の邸宅として始まった
城内には、チーボ荘、バルベリーニ荘、
教皇のための食事を提供したり、
祭事に使うための花などを育てる有機農園
などがあります。
第2次世界大戦中には、
ユダヤ人とイタリア人のレジスタンスのシェルター
としても使われていました。
現教皇フランシスとは?
イタリア系移民の両親を持つ
アルゼンチン出身の教皇フランシス。
史上初のアメリカ大陸出身・イエズス会出身の
教皇です。
前教皇ベネディクト16世の生前退位のあと
76歳という年齢で選出されました。
教皇ではなくローマ司教と自称し、ベルゴリオ
とい名前からアッシジの聖フランチェスコに由来
するフランシスコという名前をとった教皇。
聖フランチェスコのように清貧な生活を好み、
従来のゴージャスな公用車や宮殿での生活を
拒み、他の聖職者や観光客も泊まる宿泊施設
での生活をしています。
(聖フランチェスコについてはこちらの記事で)
600年ぶりの教皇の生前退位後に
コングラーヴェで選ばれ、
同性愛者への柔軟な対応を見せたり、
史上初少年院で異教徒の青年や女性にも
洗足式を行う、マフィアを破門するなど、
異例づくしの教皇。
今後も目が離せません。
スポンサーリンク
ガンダルフォ城の新しい見所 Palazzo Pontificio
今回2016年10月22日から開放されるのは
Palazzo Pontificioの
教皇の寝室からヤスナ・グラの聖母に捧げられた
プライベートチャペル、図書館や書斎など。
また、ヴァチカン美術館による展示などを
見ることができます。
教皇の寝室の意外な使われ方とは?
寝室は2人の教皇、
ピウス7世とポール6世が亡くなった場所であり,
ヨハネ・パウロ2世が暗殺未遂による負傷から
回復した場所でもあります。
また、興味深いことには
第二世界大戦中にナチスから逃れたユダヤ人の
女性たちが、この教皇の寝室で約50人もの
赤ん坊を出産したと言われています。
教皇と同じ食べ物を買うことができる直売所
はちみつやジャム、野菜や鶏肉など、
敷地内で生産され、教皇の食卓にのぼる食材を
観光客も買うことができます。
近郊の商店にも売りに出されているそうです。
バチカン美術館からガンダルフォ城への行き方は?
バチカン美術館から、ガンダルフォ城へ行く
ツアーがあります。
バチカン美術館のサイトから申し込んでください。
(ツアー名をクリックするとサイトに飛びます)
まとめ
いかがでしょうか?
新しい観光スポット、
教皇のための別邸ガンドルフォ城、
見逃せませんね!
是非ヴァチカンを訪れた際は
カステル ガンドルフォまで
足を伸ばしてくださいね!
スポンサーリンク