イタリア映画「海は燃えている」がアカデミー賞にノミネート
2018/07/24

映画のあらすじ
昨年2016年にベルリン国際映画賞で
金熊賞を受賞した、イタリア映画があります。
その名は「海は燃えている」。
イタリアのシシリア島に近い小さな島
Lampedusaランペドゥーサ島が舞台です。
この島は地中海のシチリア島南方にあり
なぜこの島が舞台かというと、
ここはアフリカ大陸からやってくる難民船
にとって、最初の港でありたくさんの難民が
毎日のように押し寄せる場所なのです。
イタリア領最南端の島。住民は約5500人。
地図てみると、イタリア本土よりも
アフリカ大陸に近いことがよく分かりますね。
中には溺れて亡くなってしまう難民もいます。
この難民問題を数々の難民の検死をしてきた
医師と島に住む少年の2人の目線から描いた
ドキュメンタリー映画です。
監督はジャンフランコ・ロージ監督(52)。
島に一年半移り住み海軍船にも乗り込み
難民救助の現場を目の当たりにしました。
スポンサーリンク
ジャンフランコ・ロージ監督って?

ジャンフランコ・ロージ監督はアフリカ大陸
エリトリアの州都アスマラで生まれました。
エチオピアエリトリア国境紛争の際に
13歳だった彼は両親を残して
イタリアへ。
ローマやイスタンブールで過ごし、
ニュヨーク大学の映画学部に通いました。
2013年に
「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」で
ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で
ドキュメンタリー映画として初の金獅子賞を
受賞。
もともとエリトリアはイタリア領だった
そうです。
このエリトリアからもたくさんの難民が
イタリアやギリシャへとやってきます。
こんな生い立ちがあったからこそ、
彼はこの島でこのドキュメンタリーを
録ることにしたのでしょう。
2016年ベルリン国際映画賞金熊賞を受賞
この映画は、昨年のベルリン国際映画祭で
最高賞の金熊賞を受賞しました。
そして今年2017年のアカデミー賞の
外国語映画賞にノミネートされています。
受賞の発表は2月26日。
アカデミー賞も受賞することで世界の
人々がより多くの関心をこの難民問題に
向けることを願っています。
公式サイトはこちら。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
にほんブログ村のランキングに参加しています。
1日1回ポチっとクリックしていただけると更新の励みになります。