イタリアの治安は?スリ被害に遭わない注意点は?私の実体験から
旅行に来る皆さんにとって、イタリアの
治安がいいかどうか、ちょっと不安ですよね。

私も初めてのイタリア旅行の際は、必要以上に
ビクビクしていました。
そして、実際にスリにあってしまったのですが><。。
今回はデータとともに、
皆さんがスリ被害に遭わないように
私が実体験から学んだことをお伝えしようと
思います。
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イタリアの世界平和度指数は163国中39位
国内紛争や治安悪化、軍事力強化など
平和維持への不安要素が大きいほど
指数が高くなる『世界平和度指数』によると、
2016年度イタリアは163国中39位。
ちなみに日本は9位、最下位はシリアです。
ヨーロッパの中でのイタリアの治安は?
ヨーロッパ47国中、
イタリアは25位ですので、
指標からは中くらい。
フランスやイギリスよりやや上位に位置します。
軽犯罪の多いイタリア
他の国で見られるような内戦などは
ありませんが、観光客の多いイタリア。
スリや置き引き、引ったくりなどの
軽犯罪が多いのが特徴です。
イタリアでのスリ被害の私の実体験
初めてのイタリア旅行
イタリア、ミラノ中央駅でした。
それは、私にとっての初めてのイタリアでした。
イタリアの電車に乗るのにも慣れておらず、
間違えて、ファーストクラスの車両に
乗り込んでしまいました。
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ジプシーには注意

車両の中でお腹の大きいジプシーの女性が
各乗客に物乞いに回っていました。
私は車両が間違っていることに気づいたので、
大きなトランクを一つとキャリーバッグを引き
ポシェット型のバックを斜めがけにして
揺れる電車の中を移動し始めました。
車両の連結部の狭い通路を通った時、
ジプシーの女性が近づいてきて
よろめいてぶつかり、「ごめんなさい。」
と謝って去って行きました。
ようやく次の車両に移り、席に座り
「フーッ!」と一息ついて
ふと掛けていたバッグを見ると
バッグとチェーンで繋げた財布が
ブラブラとバッグからぶら下がっていました😵
そこでようやく、
さっきのジプシーがスリだったと気づいたのでした。
財布の中には200ユーロ=約3万円(当時)
分のお札とコインが5ユーロ分くらい
入っていたのですが、
お札のみ抜き取られていました。
※もちろん、全てのジプシーが犯罪に関わって
いるわけではありませんが、
移動遊園地で各地を回るジプシーが
その土地ごとで盗みをはたらき
次の街へ移動する、といったことも
起きています。
警察に言葉が通じない
ホームに警官がいたので、すぐに列車を降り、
お腹の大きいジプシーがお金を盗んだ、
と訴えました。
訴えたといっても、
私はイタリア語が話せず、
警官は英語がわからなかったので
ジェスチャーです(泣)。
なんとか説明して、警官も分かってくれて
車両を見回りにいってくれたのですが、
時すでに遅し・・。
とっくにスリの女は電車を後にしていました。
電車の発車時間が迫っており、
警察に届け出たところで
スリが捕まるとも思えず、
私は200ユーロを諦めることにしました。
いい勉強だと思って。。
以下はミラノ領事館からの情報です。
夕方、被害者が、ズボンの前ポケットに財布を入れ、地下鉄駅のホームで電車を待っていたところ、犯人グループ3人に目をつけられる。被害者は、乗車する際に、乗車口を変更したが2人が追随。車内で、別の乗車口から乗り込んできた男1人が切符を拾うふりをして、被害者の足首をつかんでバランスを崩させ、同時に乗り込んだ者らと一緒に被害者を前後から挟んで、財布を盗む。犯人らは、扉が閉まる直前に降車。
昨年、当地の新聞では女性のスリグループの犯行方法を度々記事にしていました。犯人グループは役割分担をしています。1人は財布等を盗み取る実行犯。もう1人は、被害者の気をそらす役。そして盗んだ財布等の受け取り役です。犯人は、乗車の際等に、被害者のバッグから財布を盗み、それを後ろに控えている別の者に渡して、犯行が露見して被害者に追求されても、被害品を持っていないと主張して罪を逃れようとしています。
犯人が被害者の注意をそらせる方法としては、今回のように、突き飛ばす等してバランスを崩させる方法や、小銭をばらまく、わざと被害者の目の前で落とし物をする等があります。
スリ犯人は、被害者が気づかないうちに財布を盗まなければなりません。このため、犯行に及ぶ前に、財布がどこにしまわれているのかを見ています。券売機周辺や、店で物を買った時から被害者を付け狙っている場合もあります。
スリ被害に遭わないよう気を付けることは?
さて、私のスリ被害を振り返ってみます。
自分の不注意と油断
・電車の中を最初から怪しげに動いていた
ジプシーに注意を向けなかったこと。
・車両移動時にトランクなど、
大きな荷物に気を取られていたこと。
・ジプシーがぶつかってきた時に、
すぐにバッグを確認しなかったこと 。
・貴重品の入っているバッグのファスナーが
開いていたかもしれないこと。
(スリにスキを見せてしまった)
・ファスナーが開けやすい構造であったこと
・列車の乗り方などわからないことが多く
キョロキョロし、さらに荷物もたくさん持って
いたので、
旅行者であることが明らかであったこと。
(スリに私はカモですと言ってるようなもの)
・高額のお金を全て一つの財布に入れていた。
(私は旅行中一度もスリに遭ったことが
なかったので、油断していた。)
スリを予防する対策は?
・ジプシーや物乞いを列車の中で見たら、
行動に注意。自分に近づかせないこと。
・荷物を持って車内を移動するときは、
全ての荷物に注意を払う。
・誰かがぶつかってきたり、近づいてきたときは
すぐに自分の荷物をチェック。
・バッグの口は必ず閉め、できれば鍵をかける。
・お金は小分けにして、
いろいろな場所にしまう。
・いかにも財布、というものではなく、
財布に見えないものにお金を入れる。
(今はポーチを財布代わりに使っています。
その方がスリに財布と気づかれにくい。
でも、被害者がお金をどこにしまったかを
事前に確認していることも多い。)
・財布にお金をしまうところを公にしない。
・財布にキーチェーンとさらに、
鈴など音の出るものをつけておく。
・財布はバッグの奥の方にしまう。
・列車の乗り方などあらかじめ調べて、
電車の出発の時間より早めに駅へ行き、
周囲に目を配る心のゆとりを持つ。
・(なるべく、できれば)
明らかに旅行者だとわかる行動をしない。
(地図を手にもつ、キョロキョロする、
大きな荷物を持つなどしない)
・ポシェット型バッグは必ず
体の前にバッグをかける
(歩いていると気付かないうちに
お尻側にバッグ本体がきてしまいます。
すると簡単に背後からカバンを
開けられてしまいます)
万が一被害にあってしまったら?
被害はPoliziaへ届ける
もし運悪く被害にあってしまったときは、
まずは警察Polizia へ行き盗難・紛失証明書を発行して
もらいましょう。
その後
注意:
イタリアには
Carabinieri カラビニエーリ
Polizia ポリツィア
Guardia di Finanza グアルディア フィナンツァ
といった何種類もの警察があります。
この場合はPoliziaに行きましょう。
イタリア語で「財布を盗まれました」はなんという?
『Mi hanno rubato il portafoglio』
「ミ アンノ ルバート イル
ポルタフォーリョ」
と警察に訴えましょう。

その後の手続きは?
ローマの在イタリア日本大使館から、
参考にしてください。
最低限のことをしていれば
それほど危険なことはありませんので
旅行を楽しんでくださいね。
では、Buon viaggio! 良い旅を!
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